変形性膝関節症とは
関節のクッション材となる半月板や
大腿骨(太もも側)と脛骨(すね側)の関節軟骨同士が擦り減り
膝周囲に痛みや骨自体の変形などを起こします。
元々O脚やX脚がある方は、関節の変形で
よりO脚やX脚が増長されます。
変形性膝関節症の分布
男女比は、1:4と統計上は女性が多くなっています。
高齢になる程、罹患率は高くなっていきます。
また肥満など体重が増えて、膝への負担が大きくなると出現します。
変形性膝関節症の症状
膝関節周囲に痛みが出現し関節内に水が溜まり、
床や低い場所への立ち座りが出来なくなります。
また痛みが続き動かさなくなると、膝の周りの筋肉が痩せていき
椅子からの立ち上がりが支えるものがないと出来なくなり
歩いている途中に膝折れが出現します。
膝関節は、股関節と足関節に挟まれた関節なので
どちらかの関節への負担が大きくなり
二次的な障害をきたします。
関節の変形が強い場合や強い痛みが続く場合は
変形性股関節症と同様に、人工関節を挿入する場合があります。
変形性膝関節症への対応
適切な膝関節周囲の運動や
正しい身体の使い方を再学習することで
痛みの改善や変形の予防に繋がります。
変形性股関節症と同様に、インソールも有効な手段となります。